アイコンアイコン  Août 1999 Cote d'Azure(FRANCE) 
& Riviera(ITALY) 7
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今回は1999年夏の2回目のバカンス記の続きです。
又フランスに戻ってきました。
今回カンヌで思いがけない良い事と、考えさせられる事に出会いました。


Le carnet d'adresses (France)

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 Mardi 24 août 1999   Nice→Canne (Hotel Molier) 泊 

『暑くてサウナみたいで最低っ!!』とかいいながらお寝坊してしまった私達って…??
まぁ、
Canne(カンヌ)はNiceから近いので安心してしまったのです。
ホテルのまずいブッフェの朝食を食べ、荷造りしてチェックアウトし、二度と(夏には)このホテルには来ないぞと誓いつつ、
Canneに向かいました。


カンヌはもう皆さんご存知の通り、毎年
5月にカンヌ映画祭が開催される街です。
だんなさまはトレイニー駐在時代にカンヌ映画祭&モナコ
GP(毎年丁度同じ時期に開催されます)に行ったらしく、その時の騒然とした雰囲気で、『あまりカンヌはなー…』なんて言っていました。
(そのくせ、『ヒュー・グランド&エリザベス・ハーレーをまじかで見たし、手も振ってもらった』と自慢していて、結構ミーハーだったりして??)
私も特には行きたいと思っていなくて、正直全然期待していませんでした。
きっと高級リゾート地でつまんないんだろうなと。

ところがところが…。
確かに高級リゾート地ではあります。
でも、とても街は綺麗だし、庶民的に商店街もあるしで意外でした。
なによりも
Niceに比べて街の規模が小さいので静かです。
そしてレストランも意外にも、ニースよりも割と安めの所が多いのです。
私達が泊まったホテルも値段の割には海に近い良いところにあり便利でした。

お昼を簡単に食べてから、ホテルにチェックイン。
小さいホテルですが門から入り口までがお庭になっていて草花が咲き乱れています。
道路から入り口がかなり離れているので思いがけず静かです。
入り口のドアを押すと、なんと
2匹の可愛いパグ犬が熱烈歓迎してくれました。
私はどこでもワンちゃんに熱烈歓迎されてしまうのですが、ここでも失神しそうなくらい大興奮されてしまって、飼い主のフロントのおじさんもびっくり…。
お部屋はどうってこと無いけど、大変安いので満足です。
昨日のサウナのようなホテルに比べたら雲泥の差です!!


そして、部屋で水着に着替えてから早速カンヌの海に出発です。
ホテルから海まで歩いて
5分という近さで良かったです。
さすがに小さなホテルなのでプライベートビーチはありませんが、お金を払ってホテルのビーチに入れてもらいました。
カンヌの浜(フランス語では
plage(プラージュ)と言います)は色々な色のパラソルの花がとても綺麗です。
だんなさまが黄色好きなので、黄色と白のストライプのパラソルがあるビーチに入りました。
早速マットベットに転がってリラックス。
ここはホテルのビーチなのでボーイさんが居て、飲み物や食べ物を頼むことが出来ます。
早速私達も飲み物を頼んでくつろぎました。

そういえば、イタリアの海岸のパラソルはオレンジ色と白のストライプが多かったけど、フレンチ・リヴィエラはピンクと白のストライプとか青と白とか黄色と白とか華やかです。
そして、イタリアの海岸との違いは浜が砂のこと、そして何と言っても後を降りかえったときに、高級ホテルが立ち並んでいることでしょう。
この眺めは結構圧巻です。

ここカンヌでもトップレスが多数…。
欧州の人は、日本などに比べて冬の日照時間が短いため、夏の間になるべく全身浴びれるだけ日の光を浴び、冬に備えるそうです。
だからトップレスになり、日焼けとかあまり気にしないとのこと。
そうそう余談ですが、美白化粧品は存在しないんです。
『えっ??うそでしょ??』とお思いの方は多いでしょう?
日本でフランスの化粧品メーカーが美白化粧品を売っていますからね。
でもそれは日本マーケット向けに開発された商品で、本家フランスでは存在しないのです。
最近、日本から逆輸入され始めてやっと美白と言う概念がこっちでも受け入れられつつありますが。


さて、また私達は午後一杯を海辺でリラックししながら過ごしました。
また本を読んだり、テーブルゲームをしたり…。
本格的に焼き始めたのはおとといからですが、色白の私達にしては相当焼けました!!
まぁ、海に行かなくてもバカンスの観光中タンクトップとか着ていると焼けますし、だんなさまなんかは運転しているときに結構焼けたりするみたいです。
パリよりも切り付けるような日の光を浴びて、『こりゃ、ヨーロッパ人がバカンスで南に下りたがるの、分かるなー』と
2人で話してました。

私達の今年の第
1回目のバカンスは7月末のベルギー旅行だったんですが、他のフランス人に『なんで北にバカンスに行くの?みんな南に行くのに??』と会う人会う人に言われたくらいだったんですよ。
相当日焼けしたらしく、海に入るとひんやりして気持ちがいいです。
カンヌの海は浜が日本のように砂の為、海水が濁っていますが、それでも相当綺麗な方です。
遠浅の海岸なのでゆったり泳ぐのに向いています。
沖の方を豪華クルーザーなどが行き来しているのが、『カンヌらしいなー』などと思いながら私もプカプカ浮いていました。

日もかなり落ちてきて、風も肌寒くなってきたので上がることにしました。
午後一杯居て、飲み物込みで
2人で3000円位でゆったりできるならいいかなと思いました。


さて、ホテルに戻りシャワーを浴びてから街に夕食を兼ねて観光することにしました。
今日のお昼はレバノン料理を軽く食べただけだったので、結構お腹がすいていました。
そして、私は懲りずに果敢にも又イタリアンにチャレンジしてしまいました。
『昨日のリベンジよっ!!』とか口では勇ましいことをいいつつも、何と言ってもここはフランス、食べるまでは内心ドキドキでした。
一応お店を選んだときに、テラスで食べていた人のを観察して美味しそうだったので入ってみました。
でも、当たりでしたよ。
パリに比べれば美味しいし、フランスでこのレベルが食べられればOKです。
昨日はイタリアで食べたはずなのに、あのまずさはなんだったのでしょうか…???
それにしても日本のイタリアンのレベルの高さは相当だなと思いました。


今日の夕飯は結構満足でした。
さすがにフランスでのイタリアンなので決してイタリアほど安くはありませんが、イタリアに近いだけあってか味は満足できました。
まだ9時過ぎだったので、『どこかで軽く飲んでから帰りましょう』とウィンドウショッピングしつつさ迷って(この時間だと完全にお店は閉まっているので完全にウィンドウに展示してあるものを除いているだけです)、結局というか、南仏最後の夜なのでちょっと奮発して(?)超高級ホテル
CARLTON(カールトン)のテラス・バーに行くことにしました。
この
CARLTONホテルはカンヌ映画祭開催時に映画スターや監督達の常宿になるところで、海沿いの大通りに面しています。
最初その横の
HILTONのカフェ・バーに入ろうとしたのですが満席で、こっちに来て見たら運良く入ることが出来ました。
そして、大通り側の結構良い席に座ることが出来ました。
大通りの向こう側は昼間寝転んでいた砂浜がすぐ広がっています。
海からの風がさすがに夜は肌寒く感じます。
それにしても、先ほどからみんなそわそわしているし、前の大通りの通行人達も海の方に注目しているのは何故かしら…??とずっと不思議に思っていました。
丁度ボーイさんが注文を取りに来てくれたので、その時に『今日、もしかして、花火か何かスペクタークル(催し物)があるのですか?』と聞いてみました。
『その通り、本日は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の終戦日に当たり、フランス兵の鎮魂祭として、カンヌでは毎年花火を挙げます』と。
そうか!!
それでこんなに人出があったんだ!!
じゃ、私達はラッキーだったわけだ、こんな良い席に偶然座ることが出来て…。
それにしても回りのお客さん達は何をソワソワしているのかしら??
聞き耳を立ててみたところ、どうやら予定開始時間を大幅に過ぎている上、強風のためもしかしたら中止かもしれないということを皆さん気にしているそうです。

後でホテルに帰ってフロントの人に教えてもらって知ったのですが、この花火は大変有名でこの日の為にヨーロッパ各地からカンヌにバカンスにやってくる人が多いとか。
だからきっと見れないなんてことになったら大騒ぎになってしまいそうでしたね。
私達が席に着いてから約
30分以上経過したころでしょうか?
やっと放送が流れて、『予定よりも大分遅れましたが準備が整い次第、始めます』とのこと。
思わずあちらこちらから歓声が上がります。
アナウンス後、海上に豪華客船やクルーザーが集まり始めました。
そうかー、お金持ちの人達はあそこで楽しむのねー。
でも私達は本当にラッキーでした。
私達が入った後はさすがに出て行く人もいなくて席は満席状態。
後から来たお客さんが何組も断れていましたもの。


結局私達が席に着いて約
1時間後位に、やっと始まりました。
まず、国歌の演奏です。
この時、私達は話し込んでいて国歌の演奏が始まったのに気が付きませんでした。
そして気が付いた時はもう半分くらい過ぎたところだったし、『私達はフランス人じゃないし、まぁ、いいか』と席を立たずに座っていました。
すると斜め後の老人に肩を叩かれ、『何故、立たないんだ』と怒られてしまいました。
その老人も振り返った私達を見て、東洋人なので一瞬怯みましたが、当然だと言わんばかりの態度で席に帰っていきました。
私達はあっけにとられてしまいましたが、まぁ、場を濁すつもりも無く、そのまま立っていましたけど、他に沢山座っている人もいたんですよ。
もちろん、多くのフランス人は立っていましたけど。
私達はフランスに駐在していますし、フランスが好きですけど、それと国歌を尊重するのは、私は違うと思うんです。
日本でも今国歌の問題で論議されていますけど、こういうものは強制するものではないと、私は思っています。
特に、フランス国歌はフランス大革命の時に作られたもので、歌詞が結構残虐なんです。 だから私は好きになれない。
フランス人でも必ずしも尊重しているわけじゃなくて、もっとこの平和を願う時代にふさわしい歌詞に替えるべきだと言う人も多いんですよ。
だからまさか、怒られるとは思わなかった…。
まわりの立っているフランス人も、老人の抗議にびっくりしていましたけどね。
きっと、暗くて後姿では東洋人とは思わなかったのでしょう。
でも、考えさせられる一瞬ではありました。


さて、国歌演奏の後、早速花火が始まりました。
日本の夏の風物詩としての花火と、ディズニーランドでしか花火を見たこと無かったのですが、今回の花火はまさに『スペクタークル』と言う名に相応しい、芸術作品でした。
何曲ものクラシック音楽に合わせて次々と打ち上げられる花火の『音と光のスペクタークル』に、息を呑んでしまいました。
日本では、こういう花火の上げ方はしないと思うんです。
だから全く違うものとして感動しました。
正味
30分程のショーでしたが、すばらしくてあっという間に感じました。
終わったときはあちこちから怒涛のような歓声と『ブラボー!!』の喝采がいつまでもいつまでも続いていました。


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私達もその後、席を立ってホテルに帰りました。
帰る時に、先ほどの老人と目があったので、一応『
Bon Vacance』と言って帰ってきました。
彼は『ふん、東洋人が』と吐き捨てるように言っていたので、ちょっと悲しかったけど、きっと彼は戦争を体験した時代の人でしょうし、だからこそ、戦の歌である国歌を愛しているのかもしれません。
もしかして、ベトナムやカンボジアなどのフランス領で日本兵との接触があったかもしれませんし。
それゆえに、私達のことが非常識な東洋人と思えたのでしょう。
異国に住んでいる以上、こう言うことも考慮しなければいけないなと考えさせられました。


ホテルに帰ると、フロントのおじさんが、『花火を見てきた??』と聞いてきました。
2人で『実は知らなかったんです。偶然見れて、本当に良かった。素晴らしかった!!』と言うと、『この時期カンヌに来ている旅行客の大半はあれを目当てに来ているんだよ』と教えてくれました。
と言うことは、ここのホルの予約を取れたのもラッキーだったのかもね。
今日は思いがけずに素敵な花火を見れたので感激でした。


明日は午前中海に行って、午後から
Dijonに移動します。
最初は散財しちゃったからおとなしく
Parisに帰ろうなんて言っていたんですが、イタリアに居るときに、『やっぱり最後の締めくくりも大切よね』なんて言うことになってしまって、結局Dijon(ディジョン)に寄ってから帰ります。
Dijonでのお目当ては、もちろん、『レストランThibert(ティベール)』!!
今回のバカンスの最初に食べた
Pyramid(ピラミッド)と並ぶ私達の大好きなレストランで、Pyramidを経験するまでは、私の中でフランスでダントツ1番でした。
Pyramidで食べた後に、Thibertの味を確かめたいなと思っていたので、明日の夕飯が楽しみです。


《続く》




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