|
|
| Août 1999 Cote d'Azure(FRANCE) & Riviera(ITALY) 1 |
今回は1999年夏の2回目のバカンス記です。
南仏&コート・ダ・ジュール及びイタリアのリヴィエラ海岸を目指しました。
今回も長いため、分けました。
旅行記も大分書くのに慣れて来ました。

Le carnet d'adresses (France)

![]() |
|
| ここは特に大きな観光名所はないのですが、Pyramid(ピラミッド)と言う有名な2つ星のAuberge(オーベルジュ)があります。 ここのレストランは創始者のP.Poin(フェルナル・ポアン)氏がヌーベル・キュイジィーヌの先駆者として有名で、彼の時代は3つ星を、そして、彼が無くなってからは、驚くべきことですが、奥さんの舌の記憶だけで3つ星を保ってきたのです。 そして、奥さんも亡くなり一時はかなり落ちてしまったのですが、今のシェフになってからはまた評価を受けるようになり、2つ星のオーベルジュとして、ヨーロッパの各地から美食家がこのレストラン目当てにViennneに集まるようになりました。 又、日本で有名な辻静夫氏がフランスで初めて、ここのフレンチを食べて又修行した場所としても日本の美食家の間では有名だそうです。 (詳しくは、文春文庫の『美味礼賛』(海老沢 泰久著)に書かれています) ホテル部分は20部屋しかないのですが、大変奇麗で手入れが行き届いています。 部屋もパリの同じ値段のホテルに比べると大変広くて可愛らしくてほっとする感じでした。 チェックインを済ませてから食事の時間まで4人で散歩に出掛けました。 近くの古い教会の鐘が鳴り響き、ローヌ河が豊かな水量を湛えてゆったりと流れていて、時間が一昔前で止まってしまったかのようです。 さらにローマ時代の遺跡と円形劇場まで残っていて、皆で『すごいねー!!』と感激しました。 これが無くても町全体が十分古い感じなのに、この2つがさらに重厚さをましているという感じです。 6時過ぎから散歩し出したのに、まだまだ日が高くて暑かったです。 |
|
8時ちょっと前にホテルに戻り、着替えてから食事を始めました。
さすが2つ星、サービスも食事も申し分ありませんでした。
私達はシェフのお勧め料理が少しづつ楽しめるコースを頼みました。
アミューズグールから始まり前菜2皿、メイン2皿、フロマージュ、デザート3皿、デザートのデザート(プチフール)と大変な量でした。
でも、夏のメニューで、南の町と言う事もあるのか割と軽目でしたし、野菜が多かったです。
食材の組み合わせも以外で、でもヘルシーでとても美味しくて、パンももちろん自家製の上、10種類位あり、感激でした。
ワインも地場の物を頼んでみましたが、薦められたのもそんなに高くなくてとてもスパイシーで美味しいワインでした。
お料理との愛称がばっちりで、しかも日本ではなかなかお目に掛かれないHermitage(白)とCote Rotie(赤)だったので、お父さん達も大喜びしてくれました。
もちろん、お料理のお値段は高いものでしたが、コストパフォーマンスを考えるとパリに比べて大変充実した物でした。
パリの1つ星位もしくはそれ以下ぐらいのお値段で十分楽しめました。
最後に食後のコーヒーを頂きながらシェフと私達夫婦は少しお話をしましたが、シェフが大変気さくで感じが良くて、しかも割と若い人でびっくりしました。
お料理を頂いているときに、『とても手が込んでいるけど(決していじりまわしているという意味ではなくて、下ごしらえとか、見えない部分できっと大変だろうなと)、押し付けがましくなくて、心が和むようなやさしい気分になれるようなお料理だな』と感じていたのですが、シェフも私達が接した限りでは、とても穏やかで気さくな人だったので『なるほど!!』と夫婦で納得しました。
次の日はあいにくの雨でしたが、ルーフ付きテラスで朝ご飯を頂きました。
コンティネンタルの朝食なので数種類のパンとフルーツジュースとジャム&バターとコーヒーしか出ませんが、全部自家製なので大変美味しかったです。
前の夜にお腹一杯食べたにも関わらず、焼きたての大量のパンを皆ぱくぱくと平らげてしまうほど。
朝からシェフが顔を出していて、宿泊客に声を掛けていたのも感じが良かったです。
シェフ以外のレストランやホテルの従業員の方も皆さん大変感じが良くて、感心しました。
1言うと10してくれるという感じでした。
又、嬉しかったのが前の夜の食事の最後に、
@記念にメニューを2組欲しい
A頼んだワインのラベルを欲しい
とお願いしました。
『ワインのラベルは剥がせるかどうか分からないので、もしはがせなかったらボトルごと渡します。明日の朝までに用意しておきますので、チェックアウトの時にフロントで受け取って下さい』と言われていました。
そして、チェックアウトの時に、シェフの手書きの可愛いイラストとサイン付きのメニューときちんと台紙に貼られたラベルを頂いて、こんなところへも細かい気配りが・・・と嬉しくなりました。
特にラベルなんて、剥がせなかったと言って、ボトルごと渡した方が楽だろうに。
全てを含めて大変感激しました。
今まで私の中で1位だったDijonのレストラン『Thibert(ティベール)』と並ぶか、抜いてしまったかも知れません。
是非また、今度はお金を貯めて夫婦で行きたいです。
そして、あいにくの荒れ模様の中をAvingon(アヴィニョン)まで行きました。
かなり激しい雨と雷でなかなか先に進むことが出来なくて、予定よりも大幅に遅れて夕方アヴィニョンに到着しました。
Avingonは童謡『アヴィニョンの橋で輪になって踊ろうよ〜』のあの、アヴィニョンです。
一時期ローマ法王(フランスがローマに反抗して独自にローマ法王を擁立していた)がいたこともあり、Palais des Pepes(法王庁)が残っているのと、その有名なアヴィニョンの橋『Pont St-Bénéze』が残っています。
アヴィニョンの橋は不思議なことに橋が川の真中で切れてしまっています。
何故こうなっているままなのかは諸説が色々あり、本当のところは分かりません。
でも、かなり細い端なので、輪になって踊るのはちょっと難しいかもしれませんね。
しかし、こんなに立派な法王庁など遺跡なんてなかなか見ることが出来ないので皆とても満足していました。
その後はSalon de Provence(サロン・ド・プロバンス)のホテルに向かいました。
Salon de Provenceは医者・天文学者・そして、7月には皆さんに話題を提供した予言者のノストラダムスが晩年を過ごした地です。
また、オリーブオイルと石鹸つくりでも有名な小さな村です。
そして、この小さな村のはずれの小高い丘をまるごと占領しているのが本日のホテル『L'abbaye de Sainte Croix(ラベイ・ド・サンクロア)』です。
ここは元々12世紀に作られた修道院をそのまま宿泊施設にしたもので、見渡す限り、プロバンスの荒涼とした大地と遥か彼方にマルセイユの港。
そして、裏には延々と続く、ハーブ&オリーブと野菜の畑。
このスケールの大きさにはただただ圧巻されました。
客室は実際に修道士達が寝起きしていたもの。
黒光りする梁が当時を忍ばせていました。
![]() L'abbaye de Sainte Croix(ラベイ・ド・サンクロア)のエントランス。 |
![]() これ以降の5枚の画像はパンフレットのコピーですが、本当にこんな感じです。 詳しくは、Le carnet d'adressesのSalon de Provenceを見てください。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
お部屋で1時間ほど休憩してから夕飯でした。
夕飯は大パノラマを眼下に、まずお庭で食前酒を飲みながらメニューとにらめっこ。
その後、すぐ横のレストランでやはり、眼下に広がる町の明かりを見ながら楽しみました。
ここも前日のPyramidのようにハーブと野菜がたっぷりの大変おいしい料理でした。
1つ星で、食通の間では有名だということを後で知りました。
私達はただロケーションが面白そうなので選んだものですから、意外な美味しさにびっくり!!
毎日裏庭でハーブと野菜を摘んでいるとのこと。美味しいわけです。
私も家に帰ったらハーブを育てたい衝動に…。
次の日の朝は素晴らしいお天気でした。
やっぱり折角南に来たのだからお義父さま達に南仏の照りつけるような日差しの中で見る、南仏独特の景色を感じて欲しかったので、良かったです。
朝ご飯は、夕飯を食べたのとは違うテラスで頂きました。
目の前にはオリーブの木々、そして、さらに先には大パノラマが広がっていて、本当に私達日本人の思い描くプロバンスの絶景を独り占めしているようでした。
ここの朝ご飯も手作りのパンやジャムで大変美味しかったです。
![]() ここで朝食を頂きました。 |
![]() 前の日は、ここで大パノラマを堪能しながら食前酒を頂きました。 |
![]() すごい眺めでしょ? |
![]() ちょっとピンボケてしまいましたが、実際はとても遠く、Marseille(マルセイユ)の海まで臨めました。 |
![]() 港にて。 後ろに見えるのは、高級リゾートマンションだとか。 |
![]() 停まっているヨットやボートは割と気軽な物が多いです。 |
![]() 旧港に出ていた魚屋さん。 |
![]() 見ずらいのですが、おじさん達の足元の箱の中に入っているのは、まぐろのカマ。 美味しそうでした!! |
そんなに時間も無かったので、旧港を観光してから、お昼を食べました。
お昼は、やはり、マルセイユに来たからには『ブイヤベース!!』でしょう。
でも量的に問題があるので、1つだけ頼み、あとはやはり新鮮な魚介を頼みました。
そして、何故かどこのお店にもお勧めでパエリアがあるので、『スペインじゃないのに…』と思いつつも頼んでしまいました。
(そういえば、ベルギーに旅行したときも、ブルッセルの食べ物横丁と言われている一角は殆どパエリアだった…。何故かしら??ムール貝が有名だからかしら??)
私はベルギーで『soupe du poisson(スープ・ド・ポアッソン)』をいう、ブイヤベースに似たものを食べましたが、はっきり言って生臭いだけで美味しくなくて、ブイヤベースもあまり期待していませんでした。
しかし、1口飲むと『うっ!!全然違うものだわ!!』と感激しました。
ベルギーで飲んだものはちゃんとしたレストランではなくて、Cafeだったので、『ほとんど味がない生臭い磯汁』みたいでしたが、ブイヤベースはしっかりと魚介のだしが出ている上に、サフランを加えているので大変美味しいスープでした。
しかも中に入っている魚介も味が染みてはいるものの、ぱさぱさしていなくて美味しかったです。
そして、疑問を抱きながら頼んだパエリアも大変美味でした。
きっと本場とは違うのでしょうが、豪華な魚介に圧倒されました。
何よりも、1皿の量が大変多くて、しかも美味しかったのに、大変安かったことに感動しました。
南に下るとこうも違うのかと感動しました。
パリでも普段の外食がこれぐらいのコストパフォーマンスならいいのにな。
さて、私たちは、お父さん達をマルセイユの空港まで送り、別れてからまずニースの近くに泊りました。
ここまでは事前に予約してありました。
ニースの海岸から奥に入った高台にある小さなオーベルジュでしたが、ここも従業員の人が感じよく、又、レストランも大変美味しくて、久しぶり(?)の夫婦水入らずにほっと一息という感じでした。
食事も南仏風にハーブがふんだんに使ってあり、また白いパティオがはってあるお庭が風が吹いて気持ち良かったです。
特にここで飲んだロゼワインが絶品で、控えてくれば良かったと今でも後悔しています。
でも、『今年のお勧めロゼワイン』に選ばれているそうなので、是非探してみようと思います。
ロゼといっても、赤色の薄いというものではなくて、どちらかというと薄い紫色で見た目も大変綺麗でした。
今日の朝、意気揚揚とイタリアに出陣しました。
途中、フランスとイタリアの国境に近い、高速のサービスステーションで軽く朝ご飯(フカッチャのサンドイッチ)を食べたりガソリンを入れたりしたのですが、そこのサービスステーションから見る景色が大変綺麗で、これを見るためだけに立ち寄る人も多かったです。
丁度、ジャン・コクトーの愛した小さな港町Menton(マントン)が下のほうに見えてCote d'Azurのまさに紺碧の海と空に白いマントンの街が映えて大変綺麗でした。
|
が、しかし、幸せだったのはここまで。 いざイタリアのLA RIVIERA(リヴィエラ海岸)に行ったら、ホテルが見つからないのです。 やっぱり甘かった!! 一大リゾート地を甘く見ていました。 予約なしで行ける所ではなかったようです。 1日車で走りに走って(400kmも!!)ジェノバまで行ったにも関わらず、結局ホテルを見つける事が出来ずにニースに戻ってきました。 おまけにニースのホテルもなかなか見つからず(本当に無くて、今夜は車中泊かと覚悟していたくらいです)、結局Mercure(アメリカ系のビジネスホテル)に泊まる羽目に・・・。 取りあえずここに2泊して今後の作戦を考えます。 ここまで来て、おまけに今日1日散々イタリアの美しい海とおいしそうなレストランを見せ付けられているので、そう簡単にはあきらめられませんよー!! でも、今日高速のサービスステーションで何回も飲んだコーヒーはさすがイタリア!! 美味しかった。 また飲みたい・・・。 明日の午前中はイタリアに予約の電話を掛けまくる予定。 で、めどを付けてからニース観光をする予定です。 |
![]()
Août 1999 Cote d'Azure(FRANCE) & Riviera(ITALY)Aへ
Juillet 1999 BelgiqueEへ
Mon Voyage! Topへ