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Juin 2000 Riviera (ITALY) 3 |
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今日は昨年諦めた東リヴィエラに到着。
西リヴィエラとは雰囲気が違います・・・。

Le carnet d'adresses (ITALY)

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| Mardi 13 juin 2000 |
Cervo→Portfino(Hotel Eden泊) |
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今日はCervo(チェルヴォ)を後にしまずGenova(ジェノヴァ)に向かいました。
旦那さんは前回ジェノヴァで散々迷って嫌な印象しかなかったので、あまり乗り気じゃなさそうでした。
(前回迷っていた界隈は港湾地区でジェノヴァの中心部はもちろん市街地でもなかったことが今回判明しました・・・。オットは『あんなに一生懸命怖い思いをして運転していたのに、市街にすら辿り着いていなかったのか・・・!!』と愕然とショックを受けていました。)
でも今回私は折角だから本場で今が旬の『ジェノヴェーゼ』がどうしても食べたかった。
…結局食欲の底力が旦那様の説得に勝ち行く羽目に。
ジェノヴァはさすがに大都市だけあって、今まで訪れたリグーリアの小さな村とは全然迫力が違います。
ミラノの南145km、背後に山が迫り細長く伸びたイタリア最大の港湾都市。
ジェノヴァは遡れば紀元前にローマと南仏を結ぶVia Aurelia(アウレリア街道。今でも残っていて私達も使いました)が建設されてから交易地して栄えた街ですが、黄金期は十字軍遠征の頃からルネッサンスまで。
その間強大な軍艦や商船艦を所有し、ジェノヴァ共和国として、アマルフィ(ナポリの南)やピサを敵に回し、地中海の王者として君臨しつづけました。
ナポレオンの占領により衰退したものの、イタリア統一の指導者『ガリヴァルディ』が、ジェノヴァ港からイタリア統一軍をシシリアに送ったのをきっかけに新生イタリアの主要港として、イタリアの発展に貢献してきました。
かつては大西洋航路の豪華客船が発着したジェノヴァ港ですが、今はひっそりとしています。
前回迷ったときも感じ、今回も思ったのですが、街が汚く薄暗い感じがします。
排ガスによって建物が黒く汚れているのでそう感じるようです。
しかも今までいたところと違って大都市、リグーリア州の州都ですから、都市の廃熱もあり大変暑く、すでに夫バテ気味です。
『でも来たからには簡単に散策してみよう』と、車を地下駐車場に入れて観光に出かけました。
しかし元々あまり乗り気じゃなかったし、本来予定に入っていなかったので、街の地図が無く、あるのは雑誌の簡単な地図だけ。
それだけでこんな大きな都市を歩こうというのがドダイ無理な話なんですが、丁度地下駐車場を出たところから旧市街が始まっていて、旧市街を巡る遊歩道があり、どうやら随所にある表示板の地図に従っていけば一周できるようになっていたので、たどって見ました。
色々とところどころで説明が書いてあるのはいいのですが、イタリア語なのでちんぷんかんぷん。
それでも見ただけでも分かるルネッサンス様式やバロック様式の教会やら建物やらが沢山あり、途中には生活感を感じられる商店街もありで結構楽しめましたが、暑いし道も悪くて道々大変でした。
おまけに急に表示がなくなってしまったりで迷っていまい、結局1週のちょっと手前で曲がり、街の中心部Piazza de Ferrari(フェラーリ広場)に出て見ました。
ここら辺に観光案内所があると標識があったのに、結局見つからず断念。
結局お腹も空いてきたのでお昼を取ることにしました。
お昼は雑誌に載っていた街の食堂風のところに行ってみることにしました。
そこは記事の地図ではフェラーリ広場から近くに見えたのですが、実際歩いてみると結構ありました。
うーん…失敗だったかな??
てけてけ歩きながら、はっきり言って、不快指数は相当なものです。
交通量もかなりあるし、イタリア名物スクーターも相当な数。
排ガスで空気は霞がかかっているように見え、気分も滅入り気味。
そこら辺のお店に適当に入ってしまおうかと何度も思いながら、ちょっと迷った末やっと目的のお店を発見。
が、見つけた途端、『うーん…やっぱり失敗だったかな…』と唸ってしまいました。
そこは、まさに『食堂』以外の何物でもなく、どっちかというと、日本のガード下の古くからある肉体労働者相手の定食屋と言った感じで、細長い店内は満席で沢山のマッチョな人達が入り口で待っています。
しかもどうやらみんな常連さん風。
私達はとーっても場違いな気がして、一瞬、いや5分ほど入るのをためらってしまいました。
しかし観察してみるとみなさんの食べているものが美味しそう。
その上、入り口付近にはショーケースがあり、手作りスナック類(パニーニやフカッチャなど)が沢山並んでいて、それもどれもが安くて美味しそう。
特にジェノヴァと近郊の名物『Farinata(ファリナータ)』が、かまどから焼きあがってきたのを見たら、2人とも無性に食べたくなって、覚悟を決めて入ることにしました。
入り口付近で小さくなりながら席が空くのを待っている間色々と観察してみました。
ファリナータとは黄色いエジプト豆(ひよこ豆)の粉で作った大きな香ばしいスナックです。
ドラム缶の蓋のような大きな鉄板に薄く生地を延ばして焼きます。
南仏から始まるリヴィエラ海岸の名物なんです。
それ以外にもフランスのキッシュの様なものが何種類もあります。
リゾットのタルトなんていうのもありました。
ショーケースを見ているだけでお腹がグゥグゥ鳴ってしまい困ってしまいました。
やっと席が空いて通してもらい、手書きのメニューを苦労して判読しながら何を頼もうか・・・と悩みました。
お店の人のお薦めもあったのでやっぱりファリナータを前菜代わりに取り、スパゲッティ・ジェノヴェーゼとミネストローネスープを取りました。
運ばれてきたファリナータは1人前を頼んだのですが結構な量で、最初食べられるかなと不安でしたが、1口食べると止まらなくなってしまいました。
薄くてカリカリの触感と中のお豆の甘さをオリーブオイルの風味が引き立てていて素朴だけど新しい発見でした。
ここは元々ファリナータで有名なお店だったのを今のご主人が買い取ったのですが、その時に『引き続きファリナータを出す』 と言うのが譲渡の条件だったそうで、買い取った後今のご主人は前の店主達に特訓を受けて昔からの常連を納得させるファリナータを出せるようになったとか。
それこそ100年くらい引き継がれている味なんです。
本当にあっと言う間に食べてしまいました・・・。
その後スパゲッティとスープが運ばれてきました。
『やっぱりジェノヴァに来たからには、ジェノヴェーゼを食べなきゃ!!』と頼んだわけですが、私たちの期待を裏切らない素敵なジェノヴェーゼでした。
スパゲッティ・ジェノヴェーゼとはご存じの方が多いと思いますが、バジルの葉に松の実とにんにくを加え、オリーブオイルを加えながらペースト状にしたソースからめた大変シンプルなスパゲッティで、ジェノヴァが発祥の地です。
今まで何回も食べましたが、鮮やかさそして爽やかさと言う点ではピカイチ!!
こんなに綺麗な新緑を感じさせる緑のペーストには出会ったことがありません。
しかも軽くて爽やか。
パスタ自体は多少柔らかめでしたが、そんなこと気にならないくらい印象強いジェノヴェーゼでした。
やっぱり頼んで良かった!!
そしてもう一方のミネストローネも今まで味わったことがないミネストローネでしたが、大変美味しかったです。
そもそもイタリアで『ミネストローネ』と言った場合は、『野菜と豆が入ったスープ』を指すそうです。
だから何を入れてもいいと。
今回私たちが頂いた物は、今の季節にぴったりの素敵なもので、沢山の野菜以外に空豆とバジルが入った緑色のやっぱり爽やかなスープでした。
お腹はもちろんのこと心の奥底までしっかりと染みわたって温めてくれる、そんな素敵なスープでした。
飾りも素っ気もない素朴な料理でしたが、『おうちごはん』のようでホッとしました。
しかも大変安かったです。
お店の人も『言葉が通じないことなんて気に掛けないわ』とでも言う風でとてもサンパだったし、このお店を取材した雑誌の切り抜きを手に持っていたせいか、途中ご主人も何度か席に来て話し掛けてくれたり(もちろんイタリア語だけなので大変苦労しましたけど、大体言っていることは分かりました)、最後帰るときはご主人がとても大きな暖かい手で握手をしてくれて『又おいで』って言ってくれました。
美味しくて素敵なお昼のおかげでとても満足した気分でジェノヴァを後にしました。
一路東リヴィエラへ。
東リヴィエラとはジェノヴァからLa Spezia(ラ・スペツィア)までの約110kmの海外を指し、西リヴィエラが国際的に脚光を浴びている反面、東リヴィエラはひっそりとしていてあまり観光地化していない小さな漁村が沢山残っていて観光客はイタリア人ばかり。
しかしながら本日の目的地Portfino(ポルトフィーノ)はジェノヴァから車で1時間半くらいの場所にある、東リヴィエラ随一の高級リゾート地として有名でイタリア内外から沢山の人が訪れます。
元々は入り組んだ入り江の奥の古い漁村でしかなかったポルトフィーノは戦後急激に注目を集めます。
社交場として君臨しつづけてきたヴェネツィアのリド島が大衆化しすぎたのを嫌ったイタリアの大富豪や映画スターたちが目をつけ、こぞってここに移ってきたのでした。
そんな高級地に普段の私達なら興味が沸かないのですが、とにかく静かでゆっくり出来るというのに惹かれて行って見ることにしました。
『車が中心部に入れない、入り江の美しい小さな町』というのにも興味がありましたし…。
高速の出口を降りてからPortfinoまでの30分ほどのドライブは最高でした。
高速を出てからPortfino行きとLa Spezia行きと道が大きく分かれているのですが、Portfinoは道の終点といいますか、そこから先は道が無いのです。
車は海岸線沿いの細い道を通らなければなりませんが、美しい町並みと美しい海岸にうっとり…。
詳しく知らなかったのですが、ポルトフィーノに辿り着くまでも沢山の小さな町があり、ポルトフィーノよりも庶民的だそうです。
どれもイタリア独特の美しい色の建物で町も大変綺麗に掃除してあり、いかにも避暑地といった感じがします。
『こんな途中の庶民的な町ですらこんなにきれいなんだから、『東リヴィエラ一、美しい』と言われるポルトフィーノってどんななんだろう??』と期待も高まります。
ポルトフィーノに近づくにつれ、道が段々上がり坂になってきてちょっと不思議でした。
坂道発信の連続と狭い海岸沿いでのすれ違いで夫が疲れ切った頃、高台の広場に出ました。
眼下に綺麗な石畳の坂道と豪華クルーザーの帆の先が見える、ここが本日の目的地、ポルトフィーノです。
ポルトフィーノには駅が無く、アクセス方法は2通り方法あります。
1つはSt. Margherita Ligure(サンタ・マルガリータ・リグーレ)から船で乗り入れる方法と、もう1つは私達のように車で来る方法があり、町の中心部は進入禁止の為、車で来た人はここの広場の駐車場に車を止めて行かなければいけないのです。
私達も地下駐車場に車を入れて、荷物をひっぱりながら本日のホテルに向かいました。
車は広場の駐車場までしか入れないので、とても静かです。
本日のホテルはポルトフィーノでは一番安いホテルでしたが、それでも今回の旅行の中では一番高かった!!
今度はポルトフィーノではなくて、来るとき通ってきた半島の付け根の小さな庶民的な町St. Margherita Ligureに泊まろうと思いました。 |
![[2000riviera10.JPG]](_2000riviera10.jpg)
これはホテルのくれた絵葉書を
スキャンしました。 |
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現在3時過ぎ。
ホテルにチェックインしてから散歩してみることにしました。
ポルトフィーノは本当に小さな町で、入り江から広場まで3本の上り坂があるだけです。
後はそれぞれをあみだのようにつなぐ小道があるだけ。
ホテルから1分歩いただけですぐ入り江の前のPiazza Martiri dell'Olivetta(マルティリ・デッロリヴェッタ広場)に到着。
絵葉書のような美しい風景画突然眼前に現れて、まるでおとぎの世界のようです。
『うわぁー、素敵っ!!』とはしゃいでしまいました。
有名な観光地なのにニースやカンヌと違って静かで落ち着いています。
けばけばしいお土産やさんは無いし、洒落たお店ばかり。
とても洗練された大人の町って感じがします。
世界中のセレブリテに愛されるのもなんとなく分かります…。
(自分がセレブではないので本当のところは分からないのですが(笑))
しかし、毎週末にジェノヴァやミラノから車を飛ばして訪れるイタリア人が後を立たないというのを聞くととても納得します。
私も、もしミラノに住んでいたら毎週末とは言いませんが、出来るなら来たいと思いますもの。
![[2000riviera11.JPG]](_2000riviera11.jpg)
あまりにも暖かくて、猫ちゃんも
熟睡。 |
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入り江は小さく、そして静寂を守る壁のように半島が切り立ち、自然公園になっています。
とても暑くてのどが乾いていたのでまず入り江を眺めながらジェラートを食べた後、私達も上に登って見ました。
高いところから見下ろしてみると又違った風景で大変感動します。
本当に絵葉書のよう…。
暑い日差しの中苦労して登った甲斐がありました。
うっとりしながら入り江を眺めていると船が入ってくるのが見えます。
サンタ・マルガリータ・リグーレとの間をつなぐ定期船はもちろん、豪華クルーザー、そして小さな漁船まで。
今でもしっかり活躍している港としてのポルトフィーノも実感しました。 |
![[2000riviera12.JPG]](_2000riviera12.jpg)
半島の上にある自然公園から入り江を見下ろして。 |
![[2000riviera13.JPG]](_2000riviera13.jpg)
タイルにこんな模様が書いてありました。 |
![[2000riviera14.JPG]](_2000riviera14.jpg)
これも同じく自然公園からの眺め。
絵葉書みたいでしょう? |
本当に小さな島なのであっという間に2周3周してしまいました。
でもホテルに戻るよりは町の雰囲気に浸っていたかったので、マルティリ・デッロリヴェッタ広場に面したCafeで教会の鐘の音を聞きながらお茶をしました。
くつろぎながら広場を行き来する人達を観察してみると、ここポルトフィーノでもさすがに東洋人は見かけなくて、『あー、日本人だ!!』と何度も言われてしまいました。
私達としては日本語が聞こえてこない方が気分的になんとなくゆっくり出来ていいのですけど、いちいち『ジャポネ(日本人)!!』と露骨に連呼されると思わず苦笑してしまいました。
中には遠慮もせずに指で指して言う人もいるし…。
『そういえば、聞こえてくるのはイタリア語ばかりで、どこにでもいると言われるドイツ語が聞こえてこないな…』と思っていると、なんとなく耳が懐かしい音を捉えました。
声のほうを見ると私たちの斜め前に座った2人連れの男性。
大きな、でもお行儀の良いジャーマン・シェパードを連れています。
そして私達と同じ言語、そうフランス語を話しているのでした。
なんだか同士を見つけたかのように嬉しくなってしまいました。
その後、一旦ホテルに戻り夕食をどうしようかと相談しました。
本当に小さな村というか町なのでレストランも数えるほどしかないのですが、せっかくなら美味しいところで食べたいというのが人情でしょ? |
![[2000riviera15.JPG]](_2000riviera15.jpg)
Cafeのテラス席からの眺め。
これがマルティリ・デッロリヴェッタ広場です。 |
![[2000riviera16.JPG]](_2000riviera16.jpg) |
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先ほどまでの散歩でレストランのメニューは大体チェックしてあり(どこでもお店の外にメニューが貼り出してありました)、概ねどこも似たり寄ったりですが、1つ気になったレストランがありました。
フランスのガイドブックにも日本の雑誌にも載っていたお店で、どちらでもとても評価してあったので、予約をしてみようと訪ねると既に今夜は一杯。
でも明日の夜は奇跡的に空いているそうなので予約してもらいました。
美味しいお店ほど混んでいるという、私達の原則からいくと期待出来そう!!
で、『今日の夜はどうしよう』と悩んだのですが、結局外に行って良さそうなところに入ってしまおうと言う事になりました。
というのも、観光地とは言え殆どイタリア人しか来ないような観光地なのでツーリストメニューとネイティヴ用とか分けてあるというようなそうそうひどいお店はないだろうと考えたのです。
先ほどの散策の時のチェックでもそれが大体分かりましたし。
![[2000riviera21.JPG]](_2000riviera21.jpg)
これらの写真は一旦ホテルに戻った後に、再度夕食の為に出かけた時に撮りました。 |
![[2000riviera17.JPG]](_2000riviera17.jpg)
画面左下の女の子、泣きながら逃げているのです。
実はこの画面の右に後で出てくる大きなジャーマン・シェパードがいて、彼女に近づいたからです。 |
![[2000riviera18.JPG]](_2000riviera18.jpg)
画面の後ろに見える半島が、自然公園になっています。
ここに登ってきました。 |
![[2000riviera19.JPG]](_2000riviera19.jpg)
小さな漁船が沢山!!
これを見ると高級リゾート地というよりも庶民的な感じがしませんか? |
![[2000riviera20.JPG]](_2000riviera20.jpg)
可愛らしいおじいちゃんが、漁から帰ってきて、片付けの作業をしていました。
船には小さな貝が沢山!! |
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で結局港の目の前のレストランに入りました。
そこでいつものようにスプマンテを片手にメニューとにらめっこ。
今回は最初にアンティ・パスト・ミスト(この場合魚介の前菜盛り合わせです)、そしてパスタを1品づつ、メインは魚介のフライを頼みました。
彼が『1度でいいから、きりっと冷えた白ワインと一緒に魚介のフライを食べてみたい』と言っていたので、今回試して見ることにしました。
もちろんワインは地場の白ワイン。
きっと★付レストランに行けば違うのでしょうが、いつもイタリアのワインリストは価格帯が低いので安心してしまいます。
フランスのレストランではお店の3倍でワインを出しています。
もしイタリアもそうなら相当安いのでしょう。
いつもレストランで飲むワインは大体1,000〜2,000円程度の物ですから。
それでも十分美味しいのですよ。
これがやはり本場の強みですね。
もちろん最初に見たときは桁のめちゃめちゃなリラ表示にびっくりしましたけど…(笑)
昼間は海水浴が出来るような気候でも夜ともなると大分冷え込みます。
特に入り組んだ港なので海風がかなり吹き、最初は寒いくらいでしたが、アルコールが入ると暖かくなりました(笑)
空きっ腹にスプマンテをごくっと飲んだのですぐに酔いが回ってしまいます。
『早く食べ物をお腹に入れなきゃ酔ってしまう!!』と思っていた時タイミング良くアンティ・パスト・ミストが運ばれてきました。
イカがマリネになっていたり、ムール貝がトマトソースで煮てあったり、何種類もの素材がそれぞれ違う料理方法でしかも素材の良さを重視した簡単な調理なので日本人には向いていると思います。
地場の白ワインにも良く合うのです。
その後スパゲッティが運ばれてきました。
私は色々な魚介の入ったスパゲッティを、彼はシンプルにあさりのスパゲッティを頼みました。
もちろんアルデンテ、しかも美味しい魚介が堪能できてこれ以上はない幸せです。
なんて言っても、普段パリで美味しいパスタを出すイタリアンを探すのは試練の技ですから。
美味しいパスタを食べれたのでシシリア往きが延期になったけど、逆に良かったです。
そう、スパゲッティを食べている時に、何と偶然か、先ほどcaféで見つけたフランス人男性達がジャーマン・シェパードを連れてお店に現れ、私達の真後ろに座りました。
きっと私達と同じフランスのガイドブックを見てきたんでしょう。
大の犬好きの私達としては、連れのジャーマン・シェパードにちょっかいを出して遊びたかったのですが、しばらく様子をみることにしました…(笑)
でもフランス語が聞こえてくるとやっぱり落ちつくというか、安心してしまいます。
それにしても前から思っていたことなんですが、フランス人って、どこにいってもフランス語なんですね…。
相手が通じていようがお構いなしでジェスチャーで通してしまうんだから、感心してしまいます。
まぁ、パリでも日本人団体客のおば様方が完全に日本語で通しているのを見てあっけに取られたことも多々ありますけどね(笑)
(この場合、日本語で通すことよりも、マナーをわきまえていない傍若無人な振る舞いにあっけに取られる方が多いんですけど…)
でもこのフランス人の男性2人連れはとても静かで、わきまえていて、聞こえてくる話し方も結構好感が持てました。
そしてオットが楽しみにしていた、メインの魚介のフライ盛り合わせが運ばれてきました。
白身の魚がメインで海老などもあり、それとズッキーニのフライでしたが、銀のお盆にこれでもかっ!!と山盛りになっていて、周りを大量のレモンがずらーっと飾っています。
あまりにも暴力的な量に、一瞬2人で『うっ…』と息を飲んでお互いの心の奥で後悔していました。
でも一口食べてみるとあまりの美味しさに結局全部食べてしまいました(爆)
食べ終わるとさすがに苦しかったですけど、でもとても幸せな苦しさでした。
フランスやイタリアの気さくなレストランは良くお店の人が『おいしいかい?』と聞きに来ます。
そういう時って食べることだけに集中しているから(爆)、勉強して行ってもとっさにイタリア語が出なくて、つい、慣れているフランス語で答えてしまうんです。
で、今回も思わずフランス語で答えてから私が慌ててイタリア語で直すと言う感じだったんですが、後ろのお2人は『おや??』って感じで興味を持ったようです。
そりゃそうですよね…
大体こんなところで東洋人を見かけること自体が珍しいのに、しかもフランス語とイタリア語ごちゃまぜで話していたら、興味を持ちますよね。(しかもちゃっかり自分達の愛犬の名前を聞きかじって、フランス語で『viens、Alex(おいで、アレックス)』なんてちょっかいを出してきたら尚更ですよ。)
しかも私達は、ポケットサイズの仏伊料理辞書を持っていたので(爆)
私達はそれに便乗して彼らの愛犬と遊ばせてもらいたかったんですけど…
やっぱり恥ずかしくて辞めちゃいました(笑)
でもAlexの方がさすがに落ち着き無くなってきてふらふらしだしたので、ちょこっとさわらしてもらいましたけど(笑)
立ち姿も顔も毛並みも最上級のシェパードで、触っても全然気にしないんですよ。
あまりにもカッコ良くて2人ですっかりファンになってしまいました。
デザートを食べ終わる頃はさすがに冷え込んできて、お腹も苦しくなってきました。
でもイタリアに来たからには食後のコーヒーだけは欠かせないと、頼みました。
私は今回行く前にミラノ駐在の方から情報を仕入れていて、食後にたっぷりのカプチーノは辛かったら、エスプレッソにミルクを垂らした、カフェ・マキアートを頼むといいよと教えてもらっていたので、早速試してみました。
ウェイターさんは一瞬、『なんでこんな東洋人がそんなこと知っているんだ?』って言うような驚いた顔をしたのですが…(笑)
そうなんですよね…
今までイタリアのカフェが一番美味しいと思っている私でも食後にたっぷりのカプチーノは辛かった…(泣)
かといって、まだエスプレッソで飲めるほど大人になっていなかったので(笑)、解決案が見つかって良かったです。
コーヒーを飲み終わる頃には、少しお腹も落ち着いてきたようです。
うーん…デザートをティラミスと大人し目にしておいて良かった…。
ここでベリー類のタルトなんか頼んでいたら間違い無く死んでいたでしょう。(断腸の思いで諦めたんですけどね)
![[2000riviera22.jpg]](_2000riviera22.jpg)
これはBarでは無いのですが、沢山のイタリア人が楽しそうに食事をしていたので・・・。
雰囲気も良いでしょう? |
![[2000riviera23.jpg]](_2000riviera23.jpg)
これは暗くて分かりづらいですね。
沢山のヨットが停泊しています。 |
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で、お会計を頼んだら、こんなに飲んで食べたのに、2人分日本円でたったの5、000円ほど!!
なんて安いんでしょう…。
うーん…これだからイタリアはやめられません(爆)
お店を出るときに、後ろのフランス人と目があったので、『Bon Soirée et Bon Vacance!!』と声を掛けるととても喜んでくれました。
その後、ちょっと軽く食後酒でも飲もうと、やっぱり港脇のBarに入りました。
さっきのレストランとは港の入り江を挟んで丁度反対側で、席から丁度見えます。
で、波の音と、猫の足音と店内のセリエAの中継放送をBGMにイタリアの食後酒を堪能しました。
彼は、レモンのリキュール『リモンチェッロ』、私はトスカーナやシシリアで作られる甘いワイン『ヴィンチェント』
私の頼んだものは量産できない為多少高いんですけど、思ったよりもたっぷりと入っていてびっくりしました。
結局ちょっと残してしまいましたけど、それでも2杯で1,500円ちょっと。
高級リゾート地とは言うものの、食事に関してはあまり高くなくて良かったです。
今日はとても充実していました。
ジェノヴァで美味しいイタリアンも食べられたし、美しい風景も沢山見れたし、夜も美味しかったし…。
明日は車で東リヴィエラを更にドライブしてみようと思います。
《続く》
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