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今日はイタリアのチェルヴォに来ました。
昨年の夏にも来た、懐かしい場所です。


Le carnet d'adresses (ITALY)

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 Lundi 12 juin 2000  France:Orange→Italy:Cervo(San Giorgio) 

今日は早めに起きて、まず午前中
Orangeの円形劇場『Théâtre Antique』を見に行きました。
ホテルをチェックアウトし、車を置かせていただいて、そのまま歩いていきました。
さすがに今日は月曜日なので町の様子も昨日とは違い、活気があります。
彼から『ここの円形劇場はちょっと凄いよ。多分フランス国内にある円形劇場の中で一番じゃないかな??』と聞いていたので期待していました。
なんとローマ初代皇帝アウグストゥスがここを植民地にしていてた紀元前
2世紀頃のものだそうで、舞台背後の石壁が2,000年前と同じように残っている大変貴重な遺跡で、1981年に世界遺産に登録されました。
収容数
7,000の座席はほぼ完全な状態で残っており、音響効果も大変すばらしいため今現在は夏の音楽祭の舞台として使用されています。(毎年7〜8月に開催)
私は高所恐怖症なので、上のほうまで行けなかったのですが、それでも客席の中段ぐらいから舞台を見下ろすとすばらしい眺めでした。
Rome(ローマ)の円形劇場もすばらしかったけど、保存状態から言ったらここOrangeはぴか一でしょう。
こんなところでオペラを聞いたらさぞかし鳥肌が立つような感動を味わえることでしょう。
私達が泊まっていた時は残念なことに何も開催されていなかったのですが、音楽祭とは別に定期的にオペラや演奏会をやっているそうで、照明や音響が設置したままでした。
機会があったら是非聞いてみたい!!

[2000riviera1.jpg]

真中の銅像が『
アウグストゥス帝』。
この舞台は今でも実際に使われています。
[2000riviera2.jpg]

音響施設が設置され、コンサートに控えています。
[2000riviera3.jpg]

この遺跡の保存状態もすばらしかったのですが、ふと見上げた空の青さが忘れられません。
[2000riviera4.jpg]

劇場の外観。
かなりしっかりしていることが分かるのでは??


その後ホテルに車を取りに戻る途中、円形劇場の直ぐ前で、プロバンス独特の綿プリント『ソレイヤード』を使って作ったテーブルクロスやナフキンなどを扱っているお店があったので覗いてみました。
パリでこの手のものは大変高いので、こっちでは幾らくらいで売っているのかを知りたくて冷やかし半分で覗いただけなのですが、すっかり気に入ってしまいました。
小さなお店なのですが所狭しと色々な模様の作品が飾ってあり、お店の片隅にはミシンと作りかけの作品が…。
それを作っていたのはやさしそうなおじさん(といってはちょっと可愛そうな微妙なお年頃の男性でした)。
私が物色していたら色々と見せてくれて、値段もいちいち教えてくれました。
お値段はパリより格段に安いし、何よりおじさんが一枚一枚丁寧に作ったのが気に入ったし、絵柄もやっぱり本場のせいかパリにはないものもあって、結局ナフキンとパン入れを買いました。
思いがけなく立ち寄った
Orangeでしたが、とてもサンパで気に入りました。
『ナフキン』と『パン入れ』はいい思い出になりそうです。
[2000riviera5.jpg]

ここが劇場前のお店です。
こんな小さな可愛らしいいお店ですが、おじさんが1人でやっています。


Orange
を後にし一路イタリアは『リグーリア海岸』へ。
途中高速のサービスエリアで簡単にお昼を取っただけで休み無く走ったおかげで、本日の目的地
Cervoにはなんと3時半位には着いてしまいました。
昨日彼が頑張ってOrangeまで行っていたので、予定よりも大分早く着きました。
これならマントンなど途中どこか観光して来れたかも!!
本日の宿の
San Giorgioはホテルといっても実際は2部屋しかないレストラン主体の家族経営のオーベルジュで、ホテルには『到着は6時過ぎの予定です』と言ってしまっていたので、さすがにまだ空いていませんでした。
一瞬『もしかしてお休みですかっ??!!』と不安になったのですが、レストランの前に本日の夜のメニューが張り出されていたので一安心。
きっとレストランの準備等で
5時か6時には空くでしょうから、取りあえず、又島を一周してみました。

1年ぶりですが、やっぱり心落ち着くのは不思議なものです。
前回同様サンタ・カテリーナ礼拝堂前の広場で海を見ながら深呼吸すると、心がふわっと軽くなるのです。
『不思議だね…』としみじみつぶやいてしまいました。
前回は礼拝堂が空いていなかったのですが、今回は中を見学してみました。
あまりにも明るい内部に多少驚きました。
フランスの教会は概ね薄暗いところが多いのです。
ですが、このサンタ・カテリーナは明るい薄モスグリーンの壁にフラスコ画が散りばめられ、至る所から日の光が差し込んでいて大変明るく綺麗な感じがします。
同じ教会でも大分違います。
が、建てられた時代によっても大分違うでしょうから一概には言えませんが…。
この教会は重要建築物に指定されてはいるものの、割と新しいほうだと思いました。

[2000riviera6.jpg]

町の中の小道にて。
この坂道を下がって行くと、教会がある広場に出ます。
そこからの眺める海はなんとも言えません。
[2000riviera7.jpg]

町全体が保存指定を受けているだけあって、こんな感じの家が至る所に沢山あります。
[2000riviera8.jpg]

これがサンタ・カテリーナ教会の内部。
とても明るい綺麗な教会でしょ?


昨年同様猫をからかったりしながら散歩したのですが、昨年も一周していて勝手知ったる場所というか、元々大変小さな村なのですぐ散策が終わってしまいました。
そこで
San Giorgioの前にあるBarで休憩しながら様子を見ることにしました。
最初彼は『私と一緒にお水でいい』とか『コーヒーでいい』とか言っていたのに、カウンターの中に並んでいるリカー類を見ていたら飲みたくなったらしく、『バカンスだからいいよね』と誰に対して言っているのか良く分からない言い訳をして(笑)、指差しコミュニケーションで何やら頼んで来ました。(結局あのお酒は何だったんでしょうか…??)
私は炭酸入りミネラルウォーターを頼んでそれなりに満足していました。
Barは大変小さく4人がけのテーブルが2つあるだけなのですが、リカー類は大変充実していました。
そして小さいながらもジェラートも充実していて全部で
8フレーバー位ありました。
前回よりも今回のほうが観光客も多くて、沢山の人がジェラートを求めてやってきます。
それを見ていた彼は今度は『ジェラートが食べたい』と言い出しました。
まるで子供のような言動にプッと噴出してしまいました。
普段はあまりこんなことを言い出さないので、やっぱりバカンスで浮かれているのかもしれません。
『私が食べたい味でいいから選んで来て』と言われ、私も指差しコミュニケーションで
3フレーバー選びました。
(この時にイチゴのイタリア名を覚えました)
自家製だとお姉さんは(確か)言っていましたが、大変美味しかったです。
彼が携帯でフランス支社とお仕事したり、私が本を読んだり絵はがきを書いたりしている間に
5時を過ぎました。
電話してみると従業員の方がいて鍵を空けてくれるそうなので一安心。
ホテルに荷物を運び入れ、夕飯まで一休み・・・
zzz・・・。

夕飯を
7時半に予約しておきました。
7時を過ぎると待ってましたとばかりにおなかが鳴り出しました。
今日の夜のことを考えてお昼を軽めにしておいたのでおなかが空いてしまいました。
ホテルの部屋を出て広場を見るとレストランの従業員さんがさっき私たちがいた
Barの前で談笑していました。
みんな
1年ぶりの懐かしい顔ぶれ・・・あれれ??
背の高い、見かけない顔があります。
白い調理服を着て料理人の格好をしているのですが、なんと東洋人。
私たちの姿を認めて、昨年フランス語でお世話してくれたおじさんが手を挙げて読んでくれました。
近づくとその東洋人の青年はやっぱり日本人でした。
イタリア内の何カ所かで修行していて帰国したらイタリアンを開く予定になっていると話してくれました。
ちなみにフランス語が話せるおじさん(おじさん以外もコックさんは話せるんだけど)はこの時初めて自己紹介してくれて、私たちの聞き間違いで無ければなんとミケランジェロ!!
あぁ、思い出せば、昨年イタリア語が全く出来ない私たち(とフランス語も英語も出来ない他の従業員さん)にとってミケランジェロさんの存在はとても偉大で、神様のようでした(笑)
で、皆さん、『よしそろそろ仕事に掛かろうと!!』と私たちをレストランに案内してくれました。
さすがに
7時半はイタリア時間では相当早い方で、私たちだけです。
昨年同様食前酒のスプマンテとおつまみを頂きながらメニューを検討し始めると、マダムの息子さんが先ほどの日本人好青年(本当に好青年なんです!!今時の若者風ですが礼儀正しく、かっこいいっ)を連れてきて、彼がメニューを解説してくれるというのです。
昨年はミケランジェロさんがフランス語で解説してくれたのですが、やっぱり母国語の方が助かります。
私たちはラッキーな時に来たのかも!!
彼が懇切丁寧に解説してくれて横にいる息子さんとの通訳をしてくれたのでオーダーがとてもスムーズに出来ました。
お料理は、昨年のような激しい突き抜けるような感激は無かったのですが、変わらぬ美味しさに今年はしみじみと舌鼓を打たせていただきました。
私はパスタもメインもエビづくし!!
思いも寄らないほどの大量なエビを前にして、『どうやって食べようか・・・』と最初呆然としていました。
普段フランスだとやっぱりフォークとナイフじゃないとお行儀悪いし、いけないという意識が染みついているので・・・。
が、斜め後ろの席のイタリア人夫婦がジェスチャーで『そりゃもう手づかみでいいのよ!!』と言ってくれたので、安心してかぶりつきました。
ちゃんと後からミケランジェロさんがフィンガーボールも持ってきてくれたしね〜。
そういえば、手づかみってお行儀悪かもしれないけど、手づかみで食べると美味しく感じませんか??
時間が経つとそれなりにお客さんも入ってきて忙しくなってきたのに、ミケランジェロさんはとても気に掛けてくれて、色々とお話に来てくれました。
そして食後のコーヒーを飲んでお会計をした後(明日はレストランとホテルの休業日なので本日中に清算しました)、食後酒をサービスしてくれると言うのです。
私はさすがにお腹一杯&ワインも沢山飲んでいたので遠慮しましたが、彼は
Limoncinoを頼みました。
これはグラッパの一種でイタリアでは大変ポピュラーなリカーです。
結構アルコール度が高いのですが口当たり滑らかでほんのり甘すっぱく、不思議なことに胃がすっきり!!
私も彼のをちょっと貰いました。
酸っぱい物好きの私としてはこれは美味しいっ!!
とても気に入ってしまいました。
そう言えば、前回ローマのホテルの
Barでも飲んで大変気に入り、帰りの空港で買って帰ったのに、もったいなくて封を空けていなかったっけ…。
2人してすっかり忘れていました。
帰ったら早速空けてしまおう!!

変わらぬ美味しさとサービスにすっかり満足しました。
前回の昨年の夏だって
1泊しかしなかったけど、なんだかいつもの定宿に来たような安心感と懐かしさがありました。
満足満足…。
明日は、昨年の夏に行けなった
Genova(ジェノバ)に寄ってから更にその先のPortfino(ポルトフィーノ)に行きます。
楽しみ楽しみ。


《続く》


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[2000riviera9.jpg] 

ホテルの部屋から眺める、美しい家々と海。
何度見ても飽きません。
 

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